みやこ急行電鉄とは?
1954年、京都で創業した鉄道会社である。1968年、本線の京都・梅田開通を皮切りに、京都と周辺都市を結ぶ路線を
建設するようになる。並走する京阪や阪急と違い、独自の価値観を追い求めた会社である。
現在はKGRに所属している
関西湾岸電鉄 ・
琵琶湖電鉄と相互直通運転を行っており、姫路~大阪梅田~京都~米原の通称 関西横断線 の一角をなしている。
高速運行に力を入れており、特急・β特急はは135km/hで運行する。(遅延時は140km/h走行可)
路線
2023年現在、以下の路線を運行している。
路線名 |
区間 |
みやこ本線 |
大阪梅田~山科 |
京奈線 |
嵐山~奈良 |
みやこ本線
概要
1968年に京都・大阪梅田が開通し、88年には山科まで開通。のちに梅田より西は関西湾岸電鉄、山科より東は琵琶湖電鉄に
乗り入れている。京都・大阪市街地を除き、ほぼ地上を走る。
みやこ本線(大阪梅田~山科) 線路諸元 |
駅数 |
20駅(起終点駅含む) |
軌間 |
1067mm(狭軌) |
電化方式 |
直流1500V 架空電車線方式 |
線路数 |
複々線 |
全線 |
保安装置 |
K-ATS |
全線 |
運転指令所 |
KGR総合指令センター |
最高速度 |
緩行線 |
130km/h |
快速線 |
140km/h |
運行形態
基本的には相互乗り入れしている関西湾岸電鉄・琵琶湖電鉄と一体化したダイヤが組まれている。
京都以東の普通電車を除き、運行本数のばらつきはほとんどない。
速達列車は、姫路~草津・米原間に運転されているβ特急・快速(加古川・大津間快速運転)を主体に、全車特別車で運転する特急みやび号が2時間に1本の間隔(朝・夕ラッシュ時は1時間に1本間隔)で運転される。
快速・β特急は3ドア車、普通電車は4ドア車(早朝・深夜の一部列車を除く)が使用されている。
各種別の詳細に関しては、種別を参考されたい。
日中の各区間の1時間当たりの基本的な運行本数は下表のとうり。
日中1時間あたりの運行形態(2016年3月現在)
種別\駅名 |
大阪梅田 |
高槻 |
京都 |
山科 |
特急 |
0~1本 |
β特急 |
4本(15分間隔) |
快速 |
4本(15分間隔) |
普通 |
8本(7.5分間隔) |
2本(30分間隔) |
種別
みやこ本線停車駅案内
+ボタンを押すと、詳細をみることができます。
...
凡例
●:停車、▲:一部の列車が停車、|:通過
※HLはホームライナーの略
駅番号 |
駅名 |
駅構造 |
HL |
特急 |
β特急 |
快速 |
普通 |
接続路線 |
所在地 |
直通運転区間 |
関西湾岸鉄道湾電本線 ○普通以外…湾電本線姫路駅まで
三宮(神戸)・明石・姫路方面○普通…湾電本線 加古川駅まで |
M34 |
大阪梅田駅 |
島式4面8線 |
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● |
● |
● |
● |
JR各線
阪急各線
阪神本線
地下鉄各線 |
大阪府 |
大阪市北区 |
M35 |
天満・扇町駅 |
島式2面4線 |
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● |
● |
JR大阪環状線
地下鉄堺筋線 |
M36 |
都島駅 |
島式1面2線 |
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● |
地下鉄谷町線 |
大阪市都島区 |
M37 |
生江駅 |
島式1面2線 |
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● |
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大阪市旭区 |
M38 |
守口駅 |
島式2面4線 |
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▲ |
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守口市 |
M39 |
大日駅 |
島式2面4線 |
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地下鉄谷町線
大阪モノレール線 |
M40 |
鳥飼駅 |
島式1面2線 |
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● |
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摂津市 |
M41 |
茨木駅 |
島式2面4線 |
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▲ |
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茨木市 |
M42 |
南富田駅 |
島式1面2線 |
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高槻市 |
M43 |
鳥飼駅 |
島式1面2線 |
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M44 |
高槻駅 |
島式2面4線 |
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M45 |
上牧駅 |
相対式2面2線 |
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M46 |
山崎駅 |
島式1面2線 |
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JR京都線
阪急京都線 |
京都府 |
乙訓郡山崎町 |
M47 |
長岡京駅 |
島式2面4線 |
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▲ |
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長岡京市 |
M48 |
桂川駅 |
島式1面2線 |
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京都市伏見区 |
M49 |
鳥羽駅 |
島式1面2線 |
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近鉄京都線 |
M50 |
京都(七条)駅 |
島式4面7線 |
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京奈線
JR各線
近鉄京都線
地下鉄烏丸線 |
京都市下京区 |
M51 |
東山駅 |
島式1面2線 |
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京都市東山区 |
M52 |
花山駅 |
島式1面2線 |
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京都市山科区 |
M53 |
山科駅 |
島式2面4線 |
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● |
● |
● |
● |
JR各線
京阪京津線 |
直通運転区間 |
琵琶湖鉄道琵琶米原線○普通以外…琵琶米原線米原駅まで
大津・草津・米原方面○普通…琵琶米原線 草津駅まで |
京奈線
概要
京奈間の沿線住民からの要望・翌年の関西国際空港の開港によるインバウンド需要を見越して1993年に開通。
しかし、バブル経済崩壊・関空利用者の低下も相まって赤字が続いていたが、ここ数年は訪日外国人の増加と、
沿線開発が進んだため、利用者は右肩上がりで増加している。
将来的には、奈良から天王寺まで延伸する予定である。
京奈線(嵐山~奈良) 線路諸元 |
駅数 |
19駅(起終点駅含む) |
軌間 |
1067mm(狭軌) |
電化方式 |
直流1500V 架空電車線方式 |
線路数 |
複線 |
全線 |
保安装置 |
K-ATS |
全線 |
運転指令所 |
KGR総合指令センター |
最高速度 |
120km/h |
運行形態
みやこ本線と同じく、普通電車を除いて運行本数のばらつきはない。
本線と異なり、他の路線と直通運転を行っていない。
速達列車は快速・準急が15分間隔ずつ運行される。準急は、嵐山~京都は各駅に停まり、
京都止まりの普通の補完をしている。
快速・準急は3ドア車、普通電車はドア数関係なく使用されている。
各種別の詳細に関しては、種別を参考されたい。
日中の各区間の1時間当たりの基本的な運行本数は下表のとうり。
日中1時間あたりの運行形態(2016年3月現在)
種別\駅名 |
嵐山 |
京都 |
奈良 |
快速 |
4本(15分間隔) |
準急 |
※4本(15分間隔) |
普通 |
2本(30分間隔) |
4本(15分間隔) |
※準急は嵐山~京都は各駅に停車
運賃・ICカード
運賃
建設費の借金返済のため、運賃は競合他社と比較すると若干高いが、JR特定運賃を意識して設定している。
KGRグループに所属しているため、乗り入れ先の関西湾岸電鉄・琵琶湖電鉄に乗車するための加算運賃は設定されていない。
当社では、K-Cardを含む各種交通系ICカードを全線で利用可能である。
+を押すと、運賃表を見ることができます
ICカード
当社では、KGRが発行しているK-Cardを発売している。
駅の窓口・一部の自動券売機にて1枚2000円・1000円(デポジット500円含む)で発売しており、定期券ver・こども用も発売している。
2019年10月よりICカードポイントサービスを開始。区間に応じてポイントが付与され、貯めたポイントを使ってチャージすることが可能となった
ポストペイ対応のK-Cardプラスは2021年4月発売予定。
+を押すと、ICカードを見ることができます
車両
概要
保有車両の全てが五松重工大阪支所(旧 KGR車両製作所)で製造されている。
通勤型車両
近郊型車両
特急型車両
M10000系
2015年に営業運転を開始した車両である。譲渡車両を除き、KGRのなかで唯一他社で製造された車両である。
関西湾岸電鉄の10000系と同じ6両・3両編成が存在し、車内設備も極力統一されている。一方でデザインは、「古都にふさわしい車両」をコンセプトに、前面デザインや塗装など落ち着いたものとなっている。
基本は特急みやびやホームライナーに用いられるが、関西湾岸電鉄完結のハーバーライナー運用に就くことがある。